２０１２年前半で急激にプロジェクトファイナンスの採用ニーズが増えてきています。

商社、商業銀行、ノンバンク、系統金融機関など様々なプレイヤーが国内ビジネスでの
成長が見込めないなか、アジア新興国でのインフラ投資、エネルギー投資に活路を見出して
いるような印象があります。従来、プロジェクトファイナンスの経験者は少なく、
２０代から３０代後半でしっかりとした、経験を積んでいる方が少ないために、
採用する側もコーポレートファイナンスの経験をしっかり積んでいれば
選考を進めるという割り切りをしているようです。

新聞などでエコノミストなどの論調を見ていると、アジア新興国でのビジネスの成長は
それほど、ヨーロッパの金融危機の影響はそれほど大きくないのではないかという
見方をしている意見も多いようです。
おりしも、欧州の名門プロジェクトファイナンスの
プレイヤーがアジア諸国ではビジネスを従来のようにできない状況もあり、
日系資本の金融機関にビジネスチャンスが到来してきているようです。

今後の新興国でのインフラ投資、エネルギー投資需要を大きさを考えると
２０代、３０代前半の若手の方は新しい有望な分野として、チャレンジしても良いかもしれません。

この傾向は今後もずっと続きそうです。