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買い手市場から売り手市場へ。  逆転現象で変わる、採用の打ち手とは!?

ゴールデンウィークが過ぎ、決算、株主総会などの企業イベントが活況となる6月に入りました。半年前まで8000円台だった日経平均株価が今や1万3000円を越え、さらに「上昇過程にある」という期待感が続く中で、企業経営においてはビジネス成長の機会を逃さぬよう急激なギアチェンジを迫られているようです。

新リーダーの出現により順位が入れ替わったり、また業界地図が書き換えられるようなドラスティックな変化が起こる企業間競争。成長戦略に基づいた新体制・新組織への再編が活発なこの時期、優秀な人材の確保は経営にとって死活問題であり、今こそ企業の採用の真価が問われる時といっても過言ではないでしょう。 その影響は当然のごとく、求人の需給バランス逆転現象として表れてきました。

多くの企業の組織再編成と景気回復のタイミングが重なり、スペシャリスト、エグゼクティブを求める採用側のニーズが上昇。しかも合理的な需要は急速に加速度を増すため、売り手市場への振れ方が鮮明になってきました。

これまでピンポイント的に発生する求人案件を注意深く収集していた候補者が、今ではより理想的な案件との出会いを求め、じっくり値踏みするような余裕さえも見られるようになっています。
この景気回復への期待感がもたらすダイナミックな市場の変化に、私たちエージェントでさえ当惑しているほどです。

一つの企業が内定を出す人材は他企業、しかも複数から求められる存在であり、今後限りある優秀な人材の争奪戦がよりハードなものへとなっていくでしょう。決断のスピードが勝敗を分ける状況ともなれば、採用側にはいかなるコミュニケーションロスも許されません。

また、成長戦略を担う採用対象者への報酬は、その人材に対する企業の評価を示すもの。正当性をより鮮明に示すため、ここにきて相場観にも変化が現れてきました。ボーナス支給後、6月中旬以降の人材の流動を見据えるとさらに上昇していく兆しが伺えます。

さて、人材の発掘から交渉、採用決定までの工程にスピードと納得感のある条件交渉が必須となってきた今、 採用担当者様の采配にこれまで以上の大きな期待がかることは間違いありません。しかも既存社員の流失を防ぐケアと並行しての積極採用となれば、その負担はより増大することでしょう。

そこで一助となるのが、企業に替わって働く魅力を的確にアピールするエージェントの存在です。今こそ価値観を共有できるエージェントとの強力なタッグをもとに採用活動を行えれば、成長戦略への最高のスタートダッシュをきることができます。 これまでのエージェントとの関係を見直し、適正評価によって取捨選択を行う、あるいは関係再構築を行う。市場が激変した今、これこそが採用担当者様の辣腕に委ねられている重要任務ではないでしょうか。

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代表取締役
阪部 哲也

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