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いま、ファミリー・オフィス・サポートが求められる理由

ファミリー・オフィスとは?

 ファミリー・オフィスとは莫大な資産を持つ超富裕層のオーナー・ファミリーが保有する「ファミリーウェルス(富)」を管理・運用する組織体を意味します。

 欧米では古くはカーネギーやロックフェラーに端を発し、一家に一専属のシングル・ファミリーオフィスが主流でした。その後、IT革命の寵児ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズをなど一代で巨万の富を築いた「ニューマネー」長者の台頭や金融危機を経て、時代の流れとともに顧客が求めるニーズは多様化してきました。
 現在では複数のファミリーにサービスを提供するマルチファミリー・オフィスのスタイルが注目され、その競争力が増しています。より高度な専門性と客観性を有したオペレーションや運用のニーズが求められています。
ヘッジファンドへの投資はこうしたファミリー・オフィスの存在が先鞭をつけたとも言われています。

 これまで日本では米国型のファミリー・オフィスは定着しにくいと言われてきました。その理由として、超富裕層と呼ばれる資産家の保有する資産に占める割合が自社株や不動産資産が大きいため、運用の余地が少ないと考えられてきたことや、「財産管理は弁護士事務所、税金対策は会計事務所、資産運用は金融機関」という具合に個々の案件ごとに機関の分離を計ってきたことが挙げられます。

ファミリー・オフィス・サポート強化の背景

 しかし、少子高齢化が進む日本において、次世代への相続資産の運用および事業継承という、避けられない大きな課題を抱えていらっしゃるオーナー企業様は少なくありません。さらに、昨今の相次ぐM&AやIPOの増加により、次世代に発展的な資産継承を行うためのソリューションは急務となっています。

 一方現状はといえば、多くの事業会社内には「ゲートキーパー」と呼ばれるいわゆる番頭さん役が社長室長、財務部長、総務部長、監査役などの肩書で兼務され、また財務管理においては特定の金融機関のプライベートバンカーが担っています。
しかし、この体制でオーナー・ファミリーが保有する三大財産(人的財産・知的財産・財的財産)を総括的にかつ発展的に運用していくことは容易ではありません。「新たな部署を設けて、ニュートラルな立ち位置のゲートキーパー役を採用したい」「資産を総括的にマネジメントしできる、運用の専任スペシャリストを雇い、別会社をつくりたい」というニーズが生じていることは、時代の必然と言えましょう。
 今後は日本においても、高度な専門知識と客観性を備えた第三者的機関である欧米型のファミリー・オフィスのスタイルが適切なソリューションになっていくのかもしれません。

 ファミリー・オフィスの機能を備えた別会社を設立する場合、最も求められるのはこれまで信託銀行や銀行でプライベートバンカーとして経験を積んだ金融スぺシャリストでありましょう。だとすれば、金融業界に特化した人材紹介会社である私たちだからこそ、出来ることがあります。
 KANAEアソシエイツでは、ファミリー・オフィス・サポート専任の担当者を配置して、人材紹介を通じてお客様の事業に貢献して参ります。

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専門担当者 朝田恒平より

プライベートバンカーのセカンドキャリアという選択肢

 富裕資産家がファミリー・オフィスを活用したい背景、事情は実にさまざまです。
ファミリーの中に確執が生まれないように複数世代にわたる複雑な資産配分や継承にはじまり、資産価値の最大化を図りながらの分散投資、納税・各種支払、レポーティング……。時には執事のように応えられる人物としての柔軟性など、多岐に渡ります。

 銀行・信託銀行においてプライベートバンカーとして一度に複数の案件を担当し、スピードを要求されてきた運用のダイナミズムとは、一味違う醍醐味を感じられるポジションと言えます。
専属の案件を長期的にじつくり担当できる固有のやりがいや、金融マンとしてのキャリア寿命を長いスパンで考えられる点でも挑戦しがいのある職務ではないでしょうか。
 これまで金融業界の第一線で培った経験と知見を活かして、新たなセカンドキャリアを拓く、チャレンジングな選択肢と言えましょう。

 弁護士事務所、会計事務所におかれまして、クライアント企業様からこうしたニーズを持ちかけられた、というご相談に関してもお受けしています。
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